吉田松陰「士規七則」現代語訳

『士規七則(しきしちそく)』とは、吉田松陰が従弟の玉木彦介の元服を祝い贈ったものです。

武士の心得七ケ条といったところですが、武士のあり方、人としての生き方について松陰の思想を読みとることができます。

『士規七則』を現代語役しました。
【隼】🇯🇵Japan🇯🇵 2024.12.11
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『士規七則(しきしちそく』とは、吉田松陰が従弟の玉木彦介元服を祝い贈ったものです。

武士の心得七ケ条といったところですが、武士のあり方、人としての生き方について松陰の思想を読みとることができます。

【一】、人間として生まれたからには、鳥や獣との違いを知らなければならない。

人には守るべき5つの道がある。(父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信)

その中でも君臣の義、父子の親が最も大切である。

ゆえに人が人であるゆえんは、忠考が原点である

【一】、日本に生まれたからには、日本が世界の中で尊い理由を知らなければならない。

日本の朝廷は万世一系であり、国民は天皇の下で禄と位を代々踏襲している。

天皇は民を養い、先祖の事業を告ぎ、民は主君に忠義をもって、父の志を継ぐ。

君臣一体、忠考一致は、ただ我が日本のみのことである。

【一】、武士の道は、義より大切なものはない。

義は勇気をもって行われ、勇気は義を行うことで発揮される。

【一】、武士の行動は、質実で人を欺かないことが大切で、欺いたり言い繕うことは恥ずかしいことである。

公明正大であることがすべての出発点である。

【一】、昔から今に至る歴史を知らず、立派な聖人や賢者に学ばなければ、心が卑しい人間になる。

本を読み賢人を友とすることは立派な人間の行うことである。

【一】、仁徳を積み、才能を発揮するには、師の恩や友の導きによるところが大きい。ゆえに人との交際は大切である。

【一】、死ぬまでやり続けるという言葉は簡単であるが意味は深い。

意志が固く、忍耐強く、心を変えないでいることは、この姿勢なくてはできないことだ。

✳️吉田松陰の名言

『かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂」

【意味】

やむを得ない時には、自らの誇りや信念に基づき、大和魂と呼ばれる日本の武士の精神で困難に立ち向かうべきだ。

どのようなことが起きても志を貫くことの大事さを、この歌は教えています。

人生の中で、どうしても周りの人の反対を押し切って行わなければならないことが出てきます。

どのような決断であれ、周りの人たちが応援してくれる僕たちでありたいものです。

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